プレステ改造報告。

1998年6月

プレステでCD−Rが読めない?!


 タイトルの通りなのですが、プレステ(プレイステ−ション)では、独自プロテクトがらみのフォ−マットなので、 自分で作成したCD−Rを読み込もうとしても、そのままでは読み込むことが出来ないのです。
 これではせっかくのプレステもゲ−ム専用機としておもしろくありません。
 一部では、このプレステの問題?を解決出来るチップがあるというのですが....

 ところが、先日、MODチップなるものをインタ−ネットサイトより手に入れる事ができたので、 早速、手持ちのプレステを改造してテストしてみました。

 実際にこの IC が手元に届き、手にしてみると、なんかNE555(なつかしい?)みたいな8本足の普通のICで、 値段の割にはたいしたことないなあという印象。

まあ、そんな思いはさておいて、早速、改造作業にかかりました。


 プレステの裏蓋をはずして、思ったのが内部のシンプルなこと。 
メイン基盤(部品数が少ない!)、電源部、CDピックアップ部の3つしかない。

 こんなので ポリゴンびしばし、ペンティアム II も顔負けのゲ−ムができるのだからゲ−ム専用チップはすごいものだと感心。

 そして、チップの取り付け、半田付けはチップに6カ所、基盤に6カ所の合計12カ所。
 ただ、ほとんどがチップ部品やICの根本にリ−ド線をハンダ付けをしなくてはならないので多少の器用さは要求されるようです。

なんだかんだで、15分ぐらいで取り付け完了。最後にパタ−ンのハンダのブリッジ、ショ−ト、 配線ミスをチェック。もと道りに組み直して完了です。

電源コ−ド、ケ−ブル類を接続、自分で焼いたCD−Rをセット、電源スイッチを入れてみます。

緊張の一瞬、改造後の電源投入は、自作パソコンの時もいそうなのですが、 立ち上がるまではおちつかないものですね。

焦げ臭いにおいはしないか、異音はないか? 気にしながらしばらく様子を見てみてみます。

軽快な音楽とともにプレステのロゴ画面が立ち上がり、その後無事、 ソフトは何の問題もなく読み込んでくれました。

CD−Rに焼いたプログラムをいくつか読み込ませてみましたが何の問題もないようです。
もちろん、製品版の市販ソフトもプレイしてみましたが全く問題はありませんでした。

かくして、無事、プレステ改造は完了したのでした。